オープンスペース 「撮影記」

      
このコーナーは最近の撮影を紹介します

第66回 「らしくない」


 11月23日をもって「奥出雲おろち号」の運転が終了した。様々な写真を記録したが、「自分らしくない」写真も撮っている。
 復路の「奥出雲おろち号」は出雲坂根駅で備後落合行の1449Dと交換する。時間的には先に1449Dが出雲坂根駅に入線し、「奥出雲おろち号」の到着を待ってすぐに発車する。「奥出雲おろち号」が到着すると一部の乗客がすぐに降車し、ヘッドマークを装着した機関車を渡り通路から撮ろうとする。しかし機関車が死角になり発車する1449Dが乗客からは見えない。そこで「奥出雲おろち号」の乗務員さんが渡り通路に立ち、乗客が1449Dの軌道に入らないよう制止して安全確保に務めるのである。
 この所作を昨年間近で見て、とっさにスマホで撮影した。このシーンがなぜかとても気に入り、今年はデジカメできちんと記録しようと思ったのである。ただ乗務員さんによって立ち位置と所作が微妙に違い、またこちらの「ひき」がない場所。したがって自分が所有する広角側のレンズは24mmが限界で画面ギリギリになる。スマホも含めて4回撮影したが今回アップしたカットが一番お気に入り。


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