正倉院展を初鑑賞してきた。今回行く気になったのは「瑠璃坏」の展示。歴史教科書で天平文化のページによく掲載されているあの青いガラス製のさかずきだ。せっかく奈良まで行くのなら、正倉院展前日はついでに近鉄を撮影することにした。当初は2日間の予定だったのだが・・・
朝に宿泊先を出発し、通勤通学ラッシュとは逆方向の電車に乗車して関屋をめざす。関屋は一度行ってみたかった近鉄有名撮影地。駅から線路に沿った道を進んでいくと撮影地の踏切に到達できる。次から次へと短い間隔でやってくる多彩な形式の車両を気ぜわしく撮る。結局8〜11時ぐらいまで粘り、ここを通過する特急型一般型車両を多数撮影することができた。
午後の撮影地は15時前後に赤目口で撮るプランはあったが、その時間までの撮影地は未定だった。とりあえず関屋駅に戻り、下り電車の運転席後部に陣取りロケハンしながら撮影できるポイントをメモしていく。結局乗車した電車の終点となる大和朝倉駅のホームに降りた。降りたホームから対向ホームの先端を観察していると、超望遠レンズで機器類の間隙を抜いて撮れそうな気がしたので跨線橋を渡り移動してみる。すると実際に超望遠レンズを構えてみると予想通りのアングルが撮影可能で、予定していた赤目口の前座としてここで撮影することにした。この場所でラッキーだったのが遠くで上下の"ひのとり"が離合するシーンを撮影できたこと。その後は予定通り赤目口へ移動し、秋の夕日色に染まる電車を撮影した。 |