ギャラリー 「“出雲” 情景編」

このコーナーは“出雲”の作品を紹介します。

第1回


 山の木々はまだ冬枯れですが、少しずつ春の気配を感じさ
せる日本海をバックに走り去る“出雲”。心地よいジョイント音
が山間に消えていきました。 


第2回


 私が中学生の頃から訪れている近所の陸橋は、切り通しを行
く列車をお手軽に撮影することができます。この日は曇りだった
ので真上から“出雲”を流してみました。 


第3回


 満開の桜をかすめるように走る“出雲”。1年にわずか数日間だけ見ることができる素晴らしいシーンでした。


第4回


 雨の日は撮影を見送るのですが、この日はだけは雨の中だからこそ撮りたいアングルがありました。線路を
見下ろすことができる小高い丘の上に紫陽花が咲く場所で“出雲”を待ちました。


第5回


 広角レンズをのぞくとこうべを垂れ始めた稲穂がファインダー一杯に広がります。遠方の背景を“出雲”が静かに通過して行きました。


第6回


 昨夜からの雪はあたり一面を銀世界に変え、朝になっても止む気配がなく
車の中で超望遠レンズを装着してゆるやかなアウトカーブに立ちました。視界
不良で“出雲”接近を知る唯一の術は、2つのヘッドライトだけでした。


第7回


 車掌さんのこの指差呼称によって始発駅出雲市を出発する“出雲”。東京をめざす長い旅へのプロローグを感じさせる光景でした。


第8回


 太陽がようやく西に傾く頃、夏の長い一日が終わります。薄い雲がまるで絹を纏ったような夕焼けを演出してくれま
した。


第9回


 このカットを撮影した時ほど“出雲”の乗客をうらやましく思ったこと
はありませんでした。今夜は寝台の中で旅を満喫しながら、月を肴に
一献傾けることができるからです。


第10回


 無人駅の待合室で東京行き“出雲”の通過に一人立ち合いました。このレトロな佇まいの待合室で“出雲”を見送る
ことはもう2度とありません。


 「“出雲”情景編」をご覧いただきありがとうございます。第10回でひとまずこのコーナーは完結となります。こういう作風の“出雲”カットも他に多数あるので、また機会があればアップしたいと思います。


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